しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年1月3日金曜日

ひとつの推論

石臼で碾いたそば粉の粒度分布をグラフ化してみると、ふたつのピークが出来る。
80メッシュあたりをピークに100メッシュ以上から50メッシュまで広がる、明らかに内層のデンプン質主体の粉と、40メッシュから30メッシュのあたりに第2のピークを持つ外層のタンパク質主体の粉とで、しかも50メッシュ前後のあたりの粉が極端に減っていて、このあたりがデンプン質主体とタンパク質主体の粉の境界線になるらしい。
そのデンプン主体とタンパク質主体の割合が、ことさら甘皮周辺を細かく碾きこんだ微粉に傾いた粉はそうともいえないが、玄ソバを無理をかけずに自然な状態で碾いた場合は、おおむね、デンプン主体2:タンパク主体1となる。
ということは50メッシュより粗い粉が30%くらいあるのが理想ということか。
しかも40メッシュ、30メッシュ、20メッシュと適度に漸減してゆくのが望ましい。
このタンパク質主体の粗いメッシュの粉を細かく碾くと、つながりやすくはなるが蕎麦の麺の色が濁るというか、不透明になるし、微粉にするほど蕎麦の香りは揮発、雲散霧消してしまう。
透明感のある蕎麦をめざすならば、タンパク部分はつながる程度に粗い方が良い。

むふ(?)

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