しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年12月1日土曜日

両極端



ある在来種の小粒なのを100g選抜し、交配しないように家庭菜園の隅の35坪ほどに播いたら9kg収穫出来た。
同じタデ科のルバーブ同様にハイブリッドでご先祖様の様々な形質が現れるかと思っていたら、拍子抜けするほど小粒の子は小粒であった。
今夜は、その玄ソバを石臼で粗挽きにし16目で篩った粗いそば粉と、しばらく前に同じものを50目(40メッシュ)で篩ったそば粉と1:1にし、それをタンパク10,6%の小麦粉で外二八にして打ってみた。(腕が悪いので粗挽きの10割が打てない。そこで微粉の10割より粗挽きの二八の方がうまいような気がして)
食べるのは明日の予定だったが、少しテストで茹でて塩で食べてみた。
<photo id="1" />
まだ透明感が足りないのは50目の方が挽きこみすぎだったということなのだろう。だからその割りに粗挽き感にも乏しい。
(貧乏性なのでついつい挽きこみ過ぎになってしまうのが哀しい)
小麦粉を2割混ぜたにもかかわらず、この小粒選抜は香りが強すぎて鬱陶しい。別の玄ソバの淡白さがかえって好ましく思えるくらいだ。
というか、これははっきり言って、この夏の猛暑の日の午前の風にそよいでいた、あの懐かしいソバ蜜の匂いにも似た「雑臭」である。
贅沢といえば贅沢だが、風味の強い在来種は歩留まりを下げなくてはいけないようだ。
反対に淡白な品種はぎりぎりまで挽きこんでもいいらしい。
同じ在来種とはいえ、両極端である。
どのソバも同じと思ったら大間違いらしい。
もう一度、歩留まり60~65%をめざして石臼を回してみよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿